だらだら夏休み

相変わらず毎日暑い。マロンも体力の温存に努めているのか寝てばかり。

リビングに移動したおかげで、この寝顔が見やすくなった。(玄関ポーチに置くと、こちら側は壁に接してしまうので見えにくい。)

それにしても気持ちよさそうに寝ているなあ…。

リビングへ

ようやくいつもくらいの暑さに戻ったな…と思っていたら、また猛暑がぶり返してきた。

娘が夏休みに入り、家を空けることが増えたので、マロンのケージを玄関ポーチからエアコンの効きが良いリビングへ移動した。

ここなら日中のお留守番も安心。
ひんやりエアコンのおかげでマロンも気持ち良さそうに寝ている。

ぐー。

むにゃむにゃ…

ハッ!(見ているなッ!)

暑すぎ…

この夏の暑さは異常…。マロンもひんやりした場所を探してはピタアッとくっつき、そこがあったまってくるとまた移動して伸びる…という毎日。この前は、飼育ケースのガラス面に顔をくっつけて変顔しながら寝ていた。

ヨツユビハリネズミは西アフリカ原産だから暑さ耐性がありそうな感じがするが、暑すぎると夏眠(冬眠の夏バージョン)してしまうので注意が必要だ。

なのでマロンのためにこの夏はエアコン24時間稼働中。電気代がちょっと怖い。

みなさんも熱中症には気をつけてくださいね。

マロン2歳

6月生まれのマロンくん、病気や怪我もなく、元気に2歳を迎えることができました。

体重は770グラム。重量級ではあるけれど、去年の秋からほとんど変わらないからこれが適正体重ってことかな。

デブではなく、大柄ってことで。

一緒に暮らし始めて1年半。すっかり慣れてくれたので爪切り、お風呂、耳掃除などのお世話はとてもしやすくなった。

困ったことはただ一つ。すぐハリボール解除してしまうようになったため、丸まったポーズの写真が撮れなくなってしまった。

この一年もたくさん癒しをありがとう。
マロンと暮らせてとても幸せだよ。

ハリネズミ用ひんやりマット

最近蒸し暑い日が続いているせいで、マロンも寝苦しいらしく、ハリハウスから脱走しては部屋の隅っこに隠れ、フローリングにペターっとお腹をくっつけてのびている。これからますます暑くなるし、夏に向けてひんやり感のあるマットとか用意した方が良いかしら…と思っていたところ、東急ハンズで涼感プレートなるものを見つけたので買ってみた。

サイズはハムスター用のSサイズ(サイズ:12×14cm)、うさぎ用のMサイズ(22×35cm)の二種類あったが迷わずうさぎ用のMサイズを選んだ。

早速マロンくんに涼感プレートを体験してもらったところ、若干警戒気味。

プレートはクッションのちょうど半分のサイズ。サイズはMサイズにして大正解。

しかしアルミプレートむき出しの状態だと警戒して、ハリハウスに入ろうとしなかった。なのでプレートをクッションの中に仕込む形にしてみた。

カバー越しでもアルミの放熱効果はあるようで、プレートを敷いている部分の方がひんやり感がある。マロンも気に入ってくれたのか、今日は脱走せずにハリハウスで安眠していた。

アマゾンで買ったほうがだいぶ安いことが判明…。

ハリネズミの針は…

先日娘と『ピーターラビット』の映画を見てきた。原作とはだいぶ雰囲気の違う『ホームアローン』みたいなノリの映画だった。今回はその映画に出てきたティギーおばさんというハリネズミのキャラクターについて。

イギリスではハリネズミ(ヨーロッパハリネズミ)は日本におけるスズメ的な存在で、庭にちょこちょこ遊びに来る野生動物として親しまれている。うさぎと同じくらい、馴染み深い動物なのだ。

原作では確かティギーおばさんは洗濯屋さんという設定だったと思うのだが、映画にはそうした描写は特になかった。それに「4年半も生きたんだし、冥土の土産になるわ」的なセリフを言うなど、おばさんというより、おばあさんという印象だった。ピーターラビットのお母さんも亡くなっており、ピーターラビットも明らかに子供という感じでなかったので、おそらく映画の舞台は原作より少し後の時代ということなのだろう。

そのおばさんが盛大に背中の針を飛ばすシーンがあった。それを見てちょっと思い出したことがある。

マロンを飼い始めた頃、私の母が「ハリネズミの針はダンボールやアルミ缶くらいなら貫くってテレビで見たわよ。大丈夫なの?」なんて話していた。それはヤマアラシだって!と突っ込んだが、うちの母に限らず、ハリネズミとヤマアラシを混同している人は多いのではないだろうか。

家に遊びに来る娘の友達の中にもマロンを見て「針とばしてこない?」なんて本気で怖がっている子が何人かいた。いやいや、針なんか飛ばさないよ、漫画じゃないんだし…と笑ってしまったが、意外と「ハリネズミは針を飛ばして敵を攻撃する」と思い込んでいる人は多いようだ。

漫画やアニメで驚いた時に目が「びよーん」と飛び出るのを見ても、それは驚いた様子を大げさに表すための表現技法であり、本気で目が飛び出ると信じる人はいない。それは私たちが「驚きで目玉が飛び出してくることはない」という事実を知っているからだ。

しかし、あまり馴染みのないハリネズミという動物が、アニメの中で針をピュンピュン飛ばしていたら、そういう動物なのかもしれないと思い込んでしまう可能性は高い。しかも「ハリネズミが針を飛ばして攻撃」する系のネタは色々な場面でよく使われるし、実際に針を攻撃的に使用するヤマアラシという動物もいるとなるとなおさらだ。

かといって、アニメや漫画のシーンのそうした描写が悪いとは思わないし、「これはイメージです」とか「実際は針は飛びません」なんて注意書きが書かれるようになるのも興ざめだと思う。ではどうやって誤解を解いていけばよいのかというと…正しい情報を発信し「実際はハリネズミは針を飛ばして攻撃なんてしない」という認識を地道に広めていくことだと思う。

そんな訳で

ハリネズミは警戒心が強いけど、基本的にとても臆病な動物で、体の針は攻撃ではなく防御用です。

ハリネズミの針は段ボールを貫くほどの強度もなく、飛んで来ることもありません。

もちろん鬼太郎の毛針みたいに、敵を攻撃したりすることもありません。

フシューっと針を立てられるとちょっと痛いけれど、イガグリ触った程度の痛さなのでご安心を。

ちなみに警戒心がなくなると一気にモグラ感が増します。

そうそう、新しくした給水タンク付き水飲み、慣れて飲んでくれるようになった。これで夏のお留守番も安心。

ハリネズミ用給水タンク

成長により飲む量が増えたのか、夏になって水が蒸発しやすくなったのか、丸一日家を空けるとマロンの水が干上がってなくなっていることが多くなった。これでは夏のお留守番時は心配…ということで、ハリネズミ用の給水タンク式水飲み皿を購入。

陶器製。タンク部分とお皿部分に分かれている。

タンクの口を上にして水を入れ、お皿部分を口の部分にかぶせる。

それをくるりとひっくり返して置くだけ。飲んだ分だけ、上のタンクから水が供給される。

置くだけタイプなので、水槽タイプのケージにもぴったり。

見慣れない給水タンクに驚くマロン。とりあえずふんふんと匂いを嗅ぎまくる。

水が入っていることは認識したが、まだ警戒しているようで飲んではくれなかった。時間をかけてゆっくり慣らしていこうと思う。

ハリネズミフード食べ比べ

ハリ飼いあるあるとしてよくあげられるものの一つに「ハリネズミの偏食問題」がある。彼らは以外にグルメな動物で、気に入ったものしか食べない。お腹が空いていても、好きなものでなければ食べずにハンストみたいなことをする。

我が家のマロンもかなりの偏食で、なぜか他のハリネズミが嬉々として喜ぶミルワームを断固として食べない。乾燥タイプも生タイプも断固拒否する。更におやつとして与えると喜ぶと言われているチーズや果物をあげても食べない。マロンはカリカリフード一筋なのである。

私も白米至上主義者なので主食一辺倒という気持ちはわからなくもないが、一種類のフードしか食べないという状態はなんとかしたい。そのフードが生産中止になった場合、とても困ったことになるためだ。特にマロンのフードは輸入品だ。買いだめはしてあるものの、手に入らなくなる場合もある。

そんな訳で色々なフードを買ってきては混ぜ合わせてみて反応をみているのだが「これは食べない」と決めたら絶対に食べないマロン。食べかけ状態のフードがたまっていき、最後は賞味期限を迎えて泣く泣く処分する…ということを繰り返していた。

そんな時、ネットで「ハリネズミお試しフードセット」というものを見つけた。

人気のハリネズミフード5種類を少しずつ(20gずつ)試すことができるというありがたい商品で、それぞれのフードの特徴を記載したプリントも入っている。早速注文し、それぞれのフードに対するマロンの反応を観察した。

成分・値段などは添付されていたプリントのものをそのまま記載しています。
ネットショップとグラム数&販売価格が異なる場合がありますのでご確認ください。

1.ハリネズミフードBasic(Brisky社):2,000円(623g) 
成分:タンパク質28%/脂肪5%/繊維8%/ビタミンA 6578IU/kg/カルシウム1-2%以上

粒は大きめ。消化がよく、太り過ぎも防止してくれるとのこと。これはまあまあ食べてくれた。


2.ハリネズミフードMagic(Brisky社):2,000円(543g) 
成分:タンパク質30%/脂肪12%/繊維3.5%/タウリン0.1%

塊が大きく、硬さもそれなりにある。水でふやかした方がよいのだろうが、マロンはふやかすと食べてくれないので、ハンマーで砕いてから与えた。これは比較的よく食べてくれた。100%天然成分で、ベビーからアダルト(3歳くらい)までの成長期に最適とのことなので、若干カロリー高めなのかもしれない。


3.ハリネズミフード(三晃商会): 800円(300g)
成分:タンパク質30%以上/脂肪10%以上/繊維9%以下/灰分7%以上/カルシウム1.5%以上

三晃商会さんはハリネズミ砂でお世話になっている。しかし、フードの食いつきはイマイチ…。日本製で供給も安定しているから食べてくれるとありがたかったのだが。残念。


4.ハリネズミフォーミュラ(Sunseed社):2,000円(709g) 
成分:タンパク質37%/脂肪7%/繊維12%/ビタミンA 10.000IU/kg/カルシウム1.45-1.95%

粒が細長くて小さく食べやすそうだが、マロンはあまり好まなかった。
便の色が黒くなることがあるらしいが混ぜて与えていたせいかあまり変化はみられなかった。


5.インセクティボアダイエット(Mazuri): 1,200円(623g)
成分:タンパク質28%以上/脂肪11%以上/繊維質13%以下/灰分8%以下

食虫目動物専用フード。粒がとても小さい。ブリーダーさんのところではこれをずっと食していたらしいが、なぜか全く食べなくなってしまった。どんなに混ぜ合わせてもこれだけは絶対に残す。食べ飽きたということだろうか。

最後にマロンの主食「ヘッジホッグダイエット」。

ヘッジホッグダイエット(LabDiet): 1,000円(1.5kg)
成分:タンパク質38% /脂肪20%/繊維4.0%/水分7.5%/ビタミンA 12000AU/kg

粒は大きめで硬さもあるが、マロンはこれをバリバリと食べるのが好き。(ふやかすと食べない。)

マロンの好みの傾向として

1.粒は大きい方が好き
2.食感はある程度硬さが欲しい
3.タンパク質高め

というのがわかってきた。やっぱりイモムシ系ではなく甲虫系が好きなのかも…。
とりあえずBrisky社のフードを買って今のフードに混ぜて与えてみようかと思っている。

ハリネズミの立体作品

神宮前ギャラリーの仕事で知り合ったイラストレーター・立体造形作家の秋草愛さんのご好意で、特別にマロンを作っていただいた。

届いた作品を見て、その出来栄えの素晴らしさに思わず声をあげた。丸まった時のフォルムも、顔の表情も、そして重量感も完全にマロン。秋草さんの作品は展示会で何度も拝見しているし、作品もいくつか所有しているのでクオリティの高さは存じ上げていたのだが、マロンを作っていただいたことにより、その再現性の高さを理解した。

こんなに小さいのに、針の部分にはきちんとハリ感があるし、お腹の部分はモフぽよ感がある。並べてみるとわかるが、本当にそっくり。

最高の宝物をありがとうございました!

ちなみに、この2ショット写真、撮るのがなかなか大変だった。
最近はすぐハリオープンしてヘソ天状態になるので、こんな写真ばかり。

びろーん。

ごろりん。

ブログにのせているのはスポーツモードを駆使して撮影した奇跡の数枚だったりする。

連休おわった〜

連休中は人の出入りが多くマロンもなかなか落ち着かなかったようで、部屋に出してもすみっこでじっとしていた。

なぜか昔からこの角っこに鼻先をピタッとするのが好き。

ゴールデンウィークが終わり、いつも通りの二人だけの生活に戻ると、マロンものびのび。

ごろごろ。

だらだら。

気を抜きすぎでしょ。

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